ROBOPITCHER ロボピッチャー

『プロフィール的雑感』
　ロボピッチャーというバンドが出来たのは 偶然だった。 　4äººã®ãƒŸãƒ¥ãƒ¼ã‚¸ã‚·ãƒ£ãƒ³ãŒãã‚Œãžã‚Œã®éŸ³æ¥½æ´»å‹ •ã®éŽæ¸¡æœŸã§ã€ã¡ã‚‡ã£ã¨æš‡ã§ã€æ–°ã—いバンド゠’やりたいと思っていた。 　何本か電話をかけて、数回ミーティングを したら、まるで最初から決められていたみた いに、メンバーはあっさりと決まって、ロボ ピッチャーというバンドになった。 　最初に簡単なデモ音源を作って、ライブ活 動が始まった。お客さんがどんどん増えてい ったわけじゃないけど、僕らの音楽が最初っ からずいぶん特別で、奇妙で、どこかのだれ かに深く入りこむようなものだと疑いはしな かった。このバンドでしか出せない音を意識 する必要はなくて、僕らが集まって音を出し たら、それは勝手に僕らにしかだせない音に なった。 　とはいえ、最初から僕らは仲良く、楽しく 活動を続けてきたわけじゃなく、いくつかの ささやかな言い争いと、ちょっとした感情の 行き違いと、対応を間違ったら深刻な問題に なるかもしれない火種を抱えながら活動して きた。ひょっとしたら、明日にでもこのバン ドは解散してしまうんじゃないか、という危 機感は絶えずあった。まあ、でもバンドって そういうもんだ。四人の表現者が集まって、 一つのものを作るのに、そうそうバランスよ く前に進んでいけるわけじゃない。 　僕らが解散せずに今日までやってこれたの はなぜなのかよくわからないけど、とにかく 、2004年の3月には最初のミニアルバム「消え㠁Ÿ3ページ」が発売され、11月にはセカンドミ㠃‹ã‚¢ãƒ«ãƒãƒ ã€Œé€æ˜Žãƒ©ãƒ³ãƒŠãƒ¼ã€ãŒç™ºå£²ã•ã‚ŒãŸã€‚ 　「消えた3ページ」が出来たときに、僕は〠Œã“れは今のところ今世紀最高傑作だ」と思だ£ãŸã‘ど、まさかその8ヶ月後にその記録を塗㠂Šæ›¿ãˆã‚‹å‚‘作を生み出せるとは思わなかった㠀‚ã€€ãƒãƒ³ãƒ‰åã®ç”±æ¥ã‚’ã„ã¤ã‚‚èžã‹ã‚Œã‚‹ã‘ã©ã€å ƒ•ã¨ä¼Šè—¤å›ãŒå‚加した飲み会で、なんとなく㠃”ッチャーでお酒を頼んでいるうちに決まっ㠁Ÿã€‚赤玉（赤ワインと焼酎を割ったもの）を㠃”ッチャーでぐびぐび飲みながら考えてたの㠁§ã€ã‚んまり覚えてないけど、とにかく、ピ㠃ƒãƒãƒ£ãƒ¼ã§é…’飲みながら考えて、次の日起き㠁Ÿã‚‰ãƒ­ãƒœãƒ”ッチャーというバンド名になって㠁„た。 　まあ、そんな感じ。適当につけた。別に面 白いエピソードはない。　時々、ロボピッチ ャーがなくなったらどうしようと考えること がある。 　それは、僕にはまったく想像できない虚無 の世界だ。どうしようもないくらい哀しくて 、真っ暗で、明らかにどこにも進めない迷路 だ。ぴしゃっとシャッターが下りて終り。OFF 。なにもない。どこにもいけない。 　でも、永遠に続くバンドなんてない。永久 に生きるおたまじゃくしがいないのと同様に 、ロボピッチャーだっていつかはなくなる。 　だから僕は、ひとときでも長くこのバンド が続くようにと祈りながら、一曲でもたくさ んの曲を送り出すことが出来るように、必死 でがんばっている。ロボピッチャーは永遠に は存在しないので、今出来ることを出来る限 りやって、いつかどうしようもなくやってく る終わりの時を待とうと思う。　そしたら、 僕らの音楽は永久的に残るかもしれんやん。 　使い古された言い回しだけど。本当にそう 思ってる。
　ロボピッチャー　加藤隆生（Vo、G）
--------------------------------------------------